建設労働者や職人による組合団体、首都圏建設産業ユニオン(東京都渋谷区)は11月16日、アスベスト(石綿)調査報告義務化についてのセミナーを行った。
「解体・改修工事前の石綿含有建材調査の実態と注意すべきポイント」と題した最初の講演では、リフォームや解体を手掛ける山本商店(東京都足立区)の山本博社長が登壇した。同社は大手ハウスメーカーの下請けなどで、2020年から述べ100件ほど調査した経験を持つ。山本社長は最も重要な点として「お客様に『お金がかかる』とあらかじめ説明して納得してもらうこと」を挙げた。目安としては調査にかかる費用として一件につき3万円から5万円ほどを見積書に記載する。さらに専門業者に分析に出す場合は、1検体につき2万5000円から3万円ほどを追加請求することになる、と説明した。
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