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フジ住宅中古再販、23%減収《決算発表》

フジ住宅 中古再販、23%減収《決算発表》

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大阪の地場ビルダー、フジ住宅(大阪府岸和田市)は11月2日、2013年3月期第2四半期決算説明会を開催し、中古再販事業の売上高が前年同期比23.0%減の84億7400万円になったと発表した。受注は前年同期比31.9%減。販売戸数は22.6%減の547戸。

フジ住宅 中古仕入れを強化
拠点リニューアルで中古仕入れを強化

同社では大阪、兵庫エリアの中古住宅を仕入れ、リフォームしてから「快造くん」というブランドで再販売する事業を展開している。

減収要因について取締役財務部長・IR室長の石本賢一氏はこう話す。「良質な中古物件の仕入れが厳しくなり、計画を下回りました。ここ2~3年全国展開をしている中古買取業者が我々から言えば結構な高値で買っており、この同じ土俵で仕入れの競争ができないという状況があります。また、これまで中古住宅の情報を頂いていた地場の仲介業者が自ら再販事業に乗り出し、仕入先が競合になるケースもでてきています」

9月には既存の堺店を泉北高速鉄道深井駅前に新設・移転し、中古住宅の仕入れ強化の体制を整え、営業マンを増員している。

同社の中古住宅流通拠点は7カ所。「フジホームバンク」という仕入れ拠点4カ所と、一般消費者向けの来店型店舗「おうち館」を3カ所展開。

中古住宅事業の通期予測は販売数が1147戸、売上高177億6400万円。

会社全体の売上高実績については前年同期比8.8%減の325億3700万円だった。経常利益は同26.9%減の19億7700万円。通期売上高予想は700億円。

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