三井不動産G 4社共同「すまいモール横浜」開設

三井不動産グループ（東京都中央区）は11月1日、神奈川県横浜市に「三井のすまいモール横浜」をオープンした。特徴はリフォームを担当する三井不動産リフォーム、新築の三井ホーム、新築マンション分譲の三井不動産レジデンシャル、不動産仲介の三井不動産リアルティの各社が集合した店舗となっている点。

横浜にオープンしたグループ会社共同の新店舗

　各社の連携によって多様な住宅ニーズにワンストップで対応する新業態。店舗内には総合デスクという来場したユーザーに最適な住宅取得方法を提案する専門家が常駐し、中古住宅購入か新築かといった並行検討しているユーザーにアドバイスする。同グループではすまいモールを今期から推進しており、横浜店は4月にオープンした東京・目黒店に続いて２拠点目。
「国内マーケットの成熟化、ライフスタイルや世帯構造の変化によってニーズが多様化している中、新築、中古住宅、賃貸、リフォームと選択肢の幅が広がっています。求められているのはカテゴリーをまたいだワンストップソリューション」（三井不動産レジデンシャル・コンシェルジュ営業部長、中村亨氏）

　店舗は横浜駅から徒歩10分のビル。総床面積は１８０坪。１階には総合デスクと土地・物件情報などを発信するインフォメーションセンターがある。３階には各社の拠点とリフォームのビフォーアフターが出来るモデルルームを設置。リフォームについてはグループの中核事業として積極推進しており、特に高価格帯のデザインリフォームを強化していく狙い。
「目黒店ではリアルティで中古を買って、２０００万円近いリフォームするという事例が出てきています」（三井不動産・住宅事業推進グループ統括、南谷誠氏）。
今後は「首都圏のターミナル駅に出店の可能性がある」としている。