「若手職人に経験積ませたい」
愛知県の住設建材流通会社、名東木材(愛知県東海市)が8月をめどに大工のマッチングサービスを開始する。人手の足りない工務店と手の空いている職人をあわせて、同社のサービスエリア内で工事がスムーズに行われる環境づくりを目指す。
発注者は同社と取引のある500の工務店やリフォーム会社。名東木材に大工を依頼すると、工事に求められる技術が得意な大工を選定し、派遣する。同社では大工を得意なジャンルや経験などでデータ化し、坪単位で人工代を設定する。技術が高い大工は高いランクが設定され、人工代も高くなる仕組みだ。一方で、経験の浅い若い大工は人工代を安く設定する。
このサービスは、若く仕事が集まりにくい大工に経験を積ませることが狙い。そのサポートとして、大工が工事で損害を出した場合に同社が補償をする保険も用意し、工務店が経験の浅い大工を選びやすくしている。

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