
英国発の高級塗料ブランド「Farrow&Ball(ファロー&ボール)」の日本販売を行うカラーワークス(神奈川県大和市)は、壁紙の新コレクション「ThePurnon Papers(ザ・パーノン・ペーパーズ)」の取り扱いを開始した。
フランス・ロワール渓谷に佇むパーノン城の屋根裏やリネン棚に眠っていた5種のパターンをもとに、城で暮らした人々の感性と物語を現代に蘇らせたシリーズだ。
パーノン城は1772年に侯爵家によって建てられた古典的フランス様式の邸宅。長らく放置されていたが、2020年にオーストラリア人夫妻が購入し、修復を進めている。夫妻がFarrow&Ballに寝室と浴室の改修を依頼したことをきっかけに、同社のクリエイティブ・ディレクターが屋根裏やリネン棚から、歴史的なパターンを発見。そこから新コレクションが誕生した。
18世紀の屏風から見つかったサギのモチーフを再構築した「PURNON(パーノン)」をはじめ、貴族の娘のドレッシングルームに残されていた花柄や、リネン棚に貼られていた幾何学模様など、城の日常と人々の記憶がデザインに息づく。
広報担当の灰野洋子氏は「長い歴史のなかで見つかった柄を、現代の暮らしに合う形で復刻しました。伝統と遊び心が融合したシリーズです」と話す。
広報担当 灰野洋子氏
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