~リフォーム商材、この一品~
ダイキン risora(リソラ)
エアコンはデザイン性に乏しい――ー。そんな常識を変える商品が、ダイキン工業(大阪府大阪市)から発売される。その名は「risora(リソラ)」。7色展開、高機能かつ最薄とこれまでとは異なる設計思想のもと考案されており、同社は家電業界だけなく、住宅業界のプロにも訴求する。3月30日に発売を控えるこの商品の魅力に迫る。
色や質感にこだわった7色で展開。それぞれ異なる生活シーンを提案する
住宅向け新型エアコン「リソラ」は、昨年9月に発売を発表した商品。今回こだわったポイントの1つが、その薄さ。奥行き185ミリと壁掛形で冷房能力2.8kW以上の家庭用エアコンとしては、業界最薄を実現している。
先端デザイングループリーダーの関康一郎主任技師は、「商品名は『理想の空間』、『理空』からつけました。多様化する住環境やライフスタイルにも合うエアコン」と話す。
薄さだけでなく、本体を構成するフレーム形状にも工夫を凝らした。横面は色の異なる2つのフレームでつくられているため、横から見ると、まるで宙に浮いているように感じられる。
地味でシンプル、空間引き立てる
もう一つが、豊かなカラーバリエーション。白色の「パブリックホワイト」のほか、「ツインゴールド」、「フォレストグリーン」など7色を展開。色合いも単色塗装ではなく、薄いパネルを最大5層重ねて木目、布地、織目といった質感を出す「インモールド成形」を採用するというこだわりようだ。
「地味でシンプルであることを追求しました。エアコンは、部屋に設置して初めて成立する商品。形状、色合いともに商品単体では未完成で、空間を引き立てる余地のある設計を心がけています」(関主任技師)

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