パナソニック、VCの売上倍増へ

提案、積算の自動化ツール開発

　パナソニックライフソリューションズ社（大阪府門真市）は、ボランタリーチェーンのPanasonicリフォームClub加盟店の売上高を倍増させる新サービスを5月に開始する。現在326社の全加盟店の完工高は約600億円。同社は2021年度で加盟360社、完工750億円を目指している。

図面上でリフォームプランを作成。これに連動して見積書も作成される

　サービスの名称は「カスタムパック」。これはシステムの中の図面上でプランを作成すると3Dパースが作られ、さらに壁紙や床などリフォーム箇所の面積が自動的に拾い出されて積算まで行うというもの。加盟店の課題である提案にかかる時間の短縮を目指す。

　図面によるプラン作成はコンピュータシステム研究所の「ALTA」が使われており、住設機器や建材のデータにはパナソニック製品が全て登録され、選択することができる。また、大型リフォームを行う場合は、デザインのベースデータが10パック入っており、自由に利用できる。