外壁材の「センター」となって久しいサイディング。耐久性とデザインのバリエーションが魅力的で、コストパフォーマンスの良さが揺るぎない地位を築いている。
クローズアップ建材 サイディングの基礎知識
サイディングは、日本の住宅外壁材では一番使われており、アルミやスチールなどを使った金属サイディング、セメントを主原料とした窯業サイディング、樹脂サイディングなどがある。サイディングの人気の理由は、耐候性をはじめとする強靭さと施工のしやすさだ。モルタルのように熟練した職人技や工期が必要なくコストも抑えられるため、新築住宅のほとんどで使用されている。
また、他の外壁材に比べてデザインが豊富で軽量なのも人気の理由。建物への負担が減らせるほか、地震の揺れによる影響も少ないため、耐震性が高められる。ほかに断熱性の高さや価格帯の広さなど、数多くのメリットが挙げられる。
今年は各外壁メーカーとも、金属・窯業系サイディングをとわず石積柄を新商品としてリリースした。金属系では、レンガ、塗り壁や木目調といった、総じて優しい風合いで金属感が薄いデザインが人気。素材を問わず、充実する一方のデザインラインナップは見るにも楽しいものだ。

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