防犯などを目的に住宅の窓の外側に取り付けられる面格子が、地域によって前年に対し最大16倍の出荷量を記録し、品切れ状態になっていることがわかった。北関東にある工務店の担当者は「お客さんからのご要望は多いですが、今、注文しても年内に入荷することはまず難しいでしょう」と話す。
SNSの闇バイトによる強盗犯罪の増加により、住宅の防犯リフォームの需要が高まっていることが背景にある。YKK AP(東京都千代田区)によれば、11月の「高強度面格子FLA」の出荷台数は、全国平均で前年同月比4.5倍に。「ラチス面格子2LA」の出荷台数は、4.2倍に増えている。
東京都内に限れば、「高強度面格子FLA」が同16.6倍、「ラチス面格子2LA」が同14.8倍の出荷台数に伸びている。そのために納期遅延が発生。同社によれば、通常納期は出荷日に3~4日加える程度が目安だったところが、12月18日時点で出荷日に18日程度を要す。
なお、LIXIL(東京都品川区)製の面格子においても同様で、同社によれば2カ月ほどの納期遅延が発生している状況となっている。
YKK APのラチス面格子2LA(壁付タイプ)
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