日本の伝統的な工芸技術、デジタルを活用した最新デザインなど、空間演出でも多様化が進んでいる。今回は窓まわりのトレンドに着目したい。
クローズアップ建材 インテリアデザイン最新潮流
年々亜熱帯化する日本では、特に高温多湿な夏場は窓まわりのインテリアが注目される。昨今では遮熱や遮光などの機能性に加え、多様化する価値観や生活スタイルに寄り添った、意匠性重視の商品へのニーズがいっそう高まっている。
とりわけ、ロールカーテンとブラインドは多彩に展開し、スマートホーム化に寄与するリモート機能を搭載した商品も流通している。深いカーテンボックスや大開口窓にも対応し枠の色や柄が増えたことで、幅広いインテリアに調和させることも可能だ。
対して、伝統工芸を生かした和のテイストの商品も健在だ。現代的な建具やインテリアを数多く手掛けるメーカーでも、簾(すだれ)を框(かまち)にはめ込むスタイルの建材を、国産の自然素材だけで商品化したものもある。旧来から受け継がれる、暑さと目隠しへの備えにも思いを馳せながら、住まいのテイストに合わせて設えよう。

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