リフォーム・塗装工事業者の倒産が急増している。東京商工リサーチ(東京都千代田区)の発表によると、2025年上半期(1〜6月)の倒産件数は119件と、過去20年で最多だった2009年の111件を上回った。資材高騰や人手不足に加え、価格競争の激化で工事単価の転嫁が困難な状況が続いており、経営環境は一段と厳しさを増している。
倒産件数は右肩上がりを続けている
内訳はリフォーム工事業が54件(前年同期比10.2%増)、塗装工事業が65件(同30.0%増)。原因別では「販売不振」が95件(同30.1%増)で、約8割を占めた。赤字累積は14件(同6.6%減)に減少し、深刻な販売不振が際立っている。

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