今期50億円、3代目社長の戦略
「いずれは他県にも出店し、全国展開を」。そう話す独立系リフォーム経営者が少なくなった昨今。そんな野望を今もなお強烈に抱くのが、大阪の有力会社、アートリフォーム(大阪府吹田市)。現在、社員170人で、大阪、京都、兵庫、奈良、そして東京、神奈川の6県14拠点に展開。今期売り上げは前年の42億3000万円か18%増の50億円を見込む。同社を率いる大本哲也社長の戦略に迫る。
リフォーム売上推移と伸び率
大本哲也社長の就任以来、ほぼ右肩上がりで売り上げを伸ばしてきた同社。拠点、社員ともに継続して拡大している
急な社長就任、勝機見いだす
大本哲也社長が代表になったのは10年前。大学卒業後、大手証券会社に勤務。その後自身でリフォーム会社を立ち上げたが、父である前社長の急逝により、アートリフォームの3代目社長となった。
急な代表就任だったが、大本社長はこの会社と業界に、大きな可能性を感じたという。「社員に成長していきたいという強い意欲があり、賃貸改修など法人向けで安定した売り上げがあった。また同業他社を見回してみると、群雄割拠の状況にあったが、まだ上位に食い込む余地があると。しかし将来、ビジネスが成熟し、有力企業のみが生き残る淘汰(とうた)の時代が来るとも思えた」(大本社長)

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