AIが家主の好み学習、家を自動化
人の代わりに、AI(人工知能)が家事や家電の操作をしてくれる時代が到来しつつある。これを実現するのが「ホームオートメーション」、または「スマートホーム」と呼ばれる技術。今年からにわかに参入企業が増え始めた分野において、どのように住宅が変わるのか、リポートする。
「キャスパー」の仕組み
家電制御、IoTで実現
ある金曜日。会社から帰宅した会社員の田中宏さん(仮名)は、玄関ドアに手を掛ける。すると、鍵を取り出していないのに、ドアが自動で解錠。さらに玄関で「ただいま」と声を掛けると、家の照明が点灯、エアコンも運転を始めた。しばらくすると、妻の弓子さん(仮名)も帰宅。
二人の金曜日の楽しみは、ゆったりと映画を見ること。テレビをつけると再び自動的に照明が暗くなり、リビングが映画鑑賞モードに早変わり。明日は休日だが、寝室のシャッターブラインドは朝6時に開くように設定されている。宏さんのウェブカレンダーには、取引先とのゴルフの予定が入っているからだ。
「ホームオートメーション」では、このような生活が現実のものとなる。このシステムは、主に「IoT機器」と「自律制御システム」の2つによって実現している。「IoT機器」とは、インターネットに接続された機器のこと。リモコンやボタンを使わなくても、インターネットを介して操作が可能。
この記事の関連キーワード : AI IoT SOUSEI エコライフエンジニアリング スマホ スマートホーム ピクセラ ホームオートメーション 人工知能 家電

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/06/23更新)
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)1面
-
1653号(2025/06/16発行)10面