Instagramをどう活用すれば良いのか。今回4つの企業を取材し、8つのノウハウを紹介する。
#ノウハウ(1)
施主の暮らしぶりを盛らずに紹介
今年に入ってから、Instagramのフォロワーが1万2000人も増えたリノベーション会社がリフォーム売上高4億円を超えるアネストワン(愛知県名古屋市)だ。いいねの数は毎回100以上、多いときで500以上つき、年代層も25~45歳が大半を占めている。フォロワーが1万人を超えた頃から、写真に関する質問、問い合わせが増加。「この造作家具は作れるか」「資料請求したい」など、月数件の問い合わせが来ている。
アネストワンのインスタの投稿画面
写真に写るのは、施主本人。情景は料理しているシーンや寝転がるシーンなど、生活風景がわかるものが多い。「盛らないことが大事」だからこそ、自然な表情を捉え、暮らしている姿が想像できる。さらに家具や小物などもほとんど、お客さん自身が使っているものをそのまま写す。
例えば、ある写真ではキッチンに立つ母親の傍らに小さな子どもがいる。子どもはこちら向きで笑っており、賑やかな生活感が伝わってくる。また部屋全体を撮影しているので、無垢フローリングや漆喰壁のアクセントがはっきりと分かる。
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