大型リフォーム受注数ランキング発表、1位は住友不動産で6000超え​

大型リフォームに強い会社はどこなのか。リフォーム産業新聞では500万円以上のリフォームの年間受注件数をベースに各企業をランキング化した。最も多かったのは住友不動産グループで6320件となった。

500万円超改修、受注1位は住友不動産

「新築そっくりさん」強し。今回ランキングで断トツで1位となったのは住友不動産グループ（東京都新宿区）だ。全面改装のパッケージ商品「新築そっくりさん」を売りとする企業。小中規模のリフォームはあえて重視せず、リノベに特化した販売戦略を構築している点が強みだ（詳細記事3面）。「在宅ワークや2拠点生活などが普及する中で、家をもっと良くしたいという声があり、特にネット経由での問い合わせが増えてきました。コロナが収まってくればお客様ももっと具体的な行動にうつしていただけるのでプラスになっていくと期待しています」（取締役専務執行役員、新築そっくりさん事業本部長、加藤宏史氏）

2位、3位は大和ハウスグループ（大阪府大阪市）、パナソニックホームズ（大阪府豊中市）といった大手ハウスメーカー。大和は2025件、パナは1218件と圧倒的な数。大手住宅会社は既存顧客からのメンテナンス系リフォームが中心ではあるが、近年室内の全面改装や、新規顧客向けのリノベーションを強化し単価の高い工事の受注を強化中だ。