「2020年はコロナの影響でズタボロでしたが、復活しました」と口にするのは、イズ(大阪府堺市)の名越生雄社長だ。2021年12月期の売り上げは、2割減となった前期の10億円から15億6000万円に伸びて過去最高に達した。理由は従来の「多店舗戦略」から「多事業戦略」へと大きく舵を切ったことにある。
【リポート/編集部 芦原拓】
「多店舗から多事業化」へ舵を取る、30代ニーズが増加
「コロナ禍で、お客さんがウェブで探すのが当たり前になった。ダイレクトに検索して引っかかるよう、専門性を高めることにしました。サイトを見て来店してもらう、という導線を作ることが大事です」と名越社長は話す。
一般的な水回りのリフォームを事業の柱に、過去10年で1店舗から8店舗に増やすなど店舗拡大を重視していたイズ。だが、減収を受けて、2020年からは店舗数はそのままに事業を細分化する方針に変更した。
具体的には従来の水回りに加えて、外壁塗装、不動産、中古マンション+リノベ、古民家、さらに戸建てリノベーションの6業種に。合わせて各事業に特化した専門ウェブサイトを一挙に立ち上げた。店舗の看板にも「不動産」「外壁塗装」と新たに掲げることで専門性をアピール。各事業の売り上げが伸び、例えば、外壁塗装は1億5000万円から2億3000万円ほどに伸びた。
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