本紙はマンション専有部のリフォーム売上高が大きい企業をランキング化した。1位は住友不動産グループ(東京都新宿区)で、売上高は201億円となった。2位はリフォーム専業大手のニッカホームグループ(愛知県名古屋市)がランクインした。
住友不動産、201億円で連続1位
2位はニッカホーム
1位の住友不動産グループは前回に続きトップを維持した。前々期はコロナ禍で集客イベントができず160億円(前期比17%減)にとどまったが、前期は業績が回復し25%の増収となった。コロナ前の売り上げも超えた。
背景にあるのは「中古マンションを購入してリフォームをしたい」というニーズが高まったためだ。
同社の主力商品「新築そっくりさん」はこれまで戸建てがメインだったが、近年マンションの売り上げも伸びている。さらに、「断熱性能をより高めたい」といった顧客ニーズも増加した。
トップ10にランクインした大手不動産会社やハウスメーカーのリフォーム事業も増収傾向だ。三井不動産グループ(東京都中央区)は36%増収の64億円。前回と同様5位をキープ。ミサワホームグループ(東京都新宿区)も27%増の42億円で、前回13位から8位に上昇した。
リフォーム専業企業では、ニッカホームグループ(愛知県名古屋市)が約3%増収の91億円で前回同様2位をキープ。リノベる(東京都港区)は約40%と大きく増収、前回4位から3位にランクアップした。
関西のリフォーム専業会社も引き続き強い。アートリフォーム(大阪府吹田市)は前回5位から1つ順位を落とし6位だが、約16%増収の54億7000万円を売り上げた。ウェブ広告の配信を増やすなど、オンライン集客にも力を入れている。
ナサホーム(大阪府大阪市)が39億円で10位、サンリフォーム(大阪府大阪市)が28億2000万円で15位と続いた。
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