趣味の部屋づくり提案
新築を中心に年間約10億円売り上げる阿部建設(愛知県名古屋市)は、今夏にマンションフルリフォームのモデルルームを開設する。同社が得意とする自然素材を使い、趣味の部屋づくりなどを推奨するモデルルームとなる予定だ。
場所は自社で所有する賃貸物件「東山荘」。築50年近い全17室の物件であり、1室のサイズは30平米ほど。
「現在考えているのは、1室を『自転車倉庫』にするもの。単に自転車を置くだけでなく、壁に自転車を掛けられ、インテリアの一部のように楽しめるデザイン性の高いものに仕上げます」(阿部一雄社長)
これまで同社は、新築OB客に対するアフターメンテナンスとしてのリフォームが主だったが、2年ほど前から大型改修を中心として新規客からの受注獲得に注力してきた。今回のモデルルームで同社の大型リフォームの周知を図る考えだ。
また5月にはホームページにリフォームの施工実績を掲載する予定。同社では新規客はホームページを見て問い合わせるケースが多く、同社のリフォームの理解を深めてもらう。これ以外にも秋頃には戸建て住宅のモデルルームも開設する予定。阿部社長はこのようなリフォーム事業の推進で「3年後には現在のリフォーム売上高1億円を倍に増やしたい」と話す。

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