講師として登壇するセミナー風景

EMIELD(大阪府大阪市、以下エミールド)は、企業が進める社会課題の解決やSDGsへの取り組みを規制や義務ではなく企業価値に転換する支援事業を展開している。森優希社長は「自分の会社がどんな社会課題やSDGsの活動に取り組んでいるかと尋ねると、ほとんどの人が答えられません。しかし、現在の新卒就活生は、企業の取り組みまで見て就職先を選んでいます。この意識のギャップを一丸となって解決する事業を推進しています」と話す。社会価値を企業価値に転換する仕組みを提案する森社長の思いや今後の企業のありかたについて聞いた。
学生時代の決意と失敗を胸に企業設立
森社長は、小学校6年生の時にテレビで貧困に苦しむアフリカの実情を知り、困った人を助けたいという志を持ったという。
「自分は毎日ご飯が食べられる。学校に行ける。家族もいる。それは、どれほどありがたいことなのか。また現地の人たちはかわいそうな子どもたちとして放映されていたが、彼らが本当は何を感じているのか現地に行って確かめたいと幼いながらに思いました」(森社長)
その思いを胸に18歳の時にタンザニアを訪れた。
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