本企画では、リフォーム産業新聞社主催のプロ向けイベント「リフォーム産業フェア2023」で実施されたセミナーのダイジェストを紹介していく。第4弾は匠和美建(佐賀県佐賀市)の松本直也社長のセミナーだ。事業多角化を進めるためには、水回りで地域一番店になることが重要と語る。
多角化で売上高7億9000万円
同一店舗に複数のコーナー設置
買取再販事業も開始
まずは地域一番店
同社の事業内容は水回りリフォームや外壁塗装、不動産仲介、買取再販事業など。売上高は2020年度が約4億9000万円、2021年度が約6億9000万円、2022年度が約7億9000万円と好調に推移している。業績拡大の要因は事業多角化だ。
松本社長は事業多角化において、まずは地域一番店を狙うことが重要と強調する。「地域一番店の一つの基準として言われるのが、市場規模の5%の売り上げを占めること。自社商圏の中で水回りリフォーム店トップシェアにこだわりました。これを達成できないと多角化はできないと思います」。またトップシェアを目指すことで、価格主導権が取りやすくなり収益が出やすくなることや、業績が安定成長することなどのメリットがあると語る。
リフォーム事業の集客は新聞の折り込みチラシが中心で、約10万部を投入している。松本社長は「商品が分かりやすく、選びやすく、買いやすいことにこだわっています」と語る。例えば同社では、商品の比較表である「MD表」を活用。各商品の機能性や価格、どんな悩みを解決できるかなどをまとめており、商品のグレードによって価格がどのように変化するかが分かる。松本社長は一致の徹底が重要と強調する。「チラシやホームページ、MD表に掲載している商品などがショールームに展示されていることが大切です」
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