三重県津市で、不動産仲介からリノベーションまでをワンストップで展開するアルフレッシュ。2023年9月、同社がYKK APとともに戸建て性能向上リノベーション実証プロジェクトの一環として取り組み完成させたのが「TSUNAGU三重の家」だ。同社の強みである高いデザイン性を生かしながら、築38年になる戸建て住宅に高断熱・高耐震の新たな命を吹き込んだ。
築38年の中古住宅を再生
断熱性能約8倍に
性能向上リフォームした物件の内装
木質耐震フレームを天井の装飾と連動させ、デザイン面に活用している
モデルハウス「三重の家」の素材となったのは、敷地面積49.7坪、床面積38.9坪の築38年になる中古二世帯住宅。物件価格は1500万円で、改修前のUA値は3.56とほぼ無断熱に近い状態だった。
そこに、現場発泡ウレタンフォーム断熱材「フォームライトSL」(BASF INOAC ポリウレタン)の吹付断熱を天井に200ミリ、壁に100ミリ施した。また高性能樹脂窓APW330」、断熱玄関ドア「ヴェナートD30」(ともにYKK AP)などを採用。断熱性能は改修前の約8.3倍にまで向上し、断熱等性能等級6を実現した。
気密性も高く、C値は1.0㎠/平米以下であれば高気密と言われているのに対し、0.4㎠/平米。冬場の室内での体感温度が13℃を下回らないHEAT20G2も満たしている。

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