賃貸リフォーム事業を軸に年間89億円を売り上げるのが朝日リビング(大阪府大阪市)だ。同社では全国22拠点で、賃貸経営を行うアパート、マンションオーナーに対して、入居率改善や入居者満足につながるリフォームを推進している。
入居率・空室改善を
空室改善、賃料アップのための課題解決リフォームに取り組む同社。この事例では、テレワークができるスペースを一角に設けた。画一的な原状回復ではない提案力が強みだ
内外装どちらにも対応できる点も同社の 強みだ。特に外装は入居者の印象を大きく変えるため、カラーリングなどデザイン性の高い提案が求められる
同社は1978年の創立以来、賃貸物件のリフォームを主事業として展開してきた。現在の社員数233人。拠点数22。入居率を改善する提案力や、全国の数多くの不動産会社と提携を結んでいる点が強みで、賃貸改修の相談が日々舞い込む。2023年3月期には6400件以上のリフォームを手掛け、89億円を売り上げた。2024年3月期は前期以上の売上を見込む。
賃貸経営の課題解決
同社が提供するリフォームは、単に原状回復するということではない。空室をなくしたい、家賃を上げたいという賃貸オーナーの課題解決はもちろん、入居者満足度向上にもつながる改修にこだわる。
「例えば、マンション共用廊下の照明が切れたから交換して欲しい、という依頼をいただいた時。同じ電球に交換するのではなく、もっと明るいものを使った方が入居者にとってよいのではないか、長持ちするLEDにしたらどうか、などと提案する姿勢を心掛けています」(則安盛久社長)

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