マンション改修専門のサンリフォーム、3ブランド＋不動産仲介で33億円に【企業研究】

関西発のマンションリフォーム専業会社で首都圏にも進出しているのが、サンリフォーム（大阪府大阪市）だ。23年6月期の売上は約31億3000万円、工事件数は年間1200件程。最近では一次取得層を中心としたユーザーからの、超大型案件の受注が好調だ。

年間工事1200件、大型案件が増加

東西に10拠点を展開

同社はマンションリフォームに特化し、創業以来の基幹ブランドである「サンリフォーム」、不動産仲介からリフォームまでワンストップで提案する「ハコリノベ」、そして水回りの小規模工事中心の「きがえる水工房」の、3ブランドを展開している。「サンリフォーム」は提案型の営業スタイルで、近年は大型案件が増加中。また「ハコリノベ」は、基本的に一旦スケルトンにするような超大型案件が多いのが特徴だ。

ブランドに応じて、拠点も分けている。「サンリフォーム」としては、大阪、吹田、京都、西宮、神戸、東京、横浜の7つ。また、「ハコリノベ」で大阪と横浜、そして「きがえる水工房」で大阪と西宮に、計10拠点がある。

年間1200件程の工事件数をブランド別にカウントすると、「サンリフォーム」が900件で平均単価は260万円、「ハコリノベ」が100件弱で同1200万円、「きがえる水工房」が200件で同80〜100万円となる。