独立系有力リフォーム会社が「水回り専門店」を出店するケースが増えている。水回り専門店とは、トイレやキッチン、バスなど水回り住設に特化して販売する店舗のこと。増改築や外壁といったほかの工事は含まれない。大手小売業者がシェアを拡大していた単品交換の市場を、専業者が再び取り戻そうという気運が生まれている。
対小売、単品工事の受注増狙い
水回り専門店のターゲットは、築15年前後の持ち家を持つ40~70歳代となる。店舗の看板に、堂々と「水回りリフォーム」と表示しているのも特徴だ。同専門店「アクアデポ」を運営するオリバー(富山県富山市・年商58億円)の小川博司社長は「総合リフォームではリーチできない層に対し、アクアデポがニーズを満たしている」と手応えを口にする。同店舗は開設1年で3億円を売り上げるなど好調だ。

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