本紙は500万円以上の大型リフォーム件数に応じて事業者をランキング化した。1位は「新築そっくりさん」の屋号で知られる住友不動産グループ(東京都新宿区)で6279件だった。ほか、断熱改修に力を入れる企業の上位進出が目立った。
上位3社が断熱リフォームに注力
住友不動産グループ(東京都新宿区)は前年に続き1位を維持したが、件数は7099件から6279件と、1割以上も減少した。新築そっくりさん事業本部の中野誠本部長は、苦戦した理由として、次の2点を挙げる。1つ目はコロナ禍が終わり、旅行やレジャーなどに費やす消費者が増えたこと。次に、競合他社の台頭だ。「平成8(1996)年に『新築そっくりさん』が生まれて、名前も分かりやすいし、他社はやっていない分、好評で、営業も楽だった。でもライバルが増えてきました」
2位の住友林業グループ(東京都千代田区)は、前年比11件増となる2054件で、2000件台を維持した。オーナー向けが主だが、近年は、他社住宅に暮らす消費者向けに耐震や省エネ性能を向上させるリフォーム商品「Reforest(リフォレスト)」の販売を強化している。
3位のパナソニックホームズ(大阪府豊中市)も、強化策の1つに断熱改修を掲げる。断熱・換気リフォームパッケージ「いまドキ健康断熱リフォーム」を提案する。
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