リフォーム業界では、人材確保がますます困難になっている。少子高齢化の影響で働き手の確保が難しくなるなか、各社は新たな採用手法を模索している。
リフォームや新築、不動産などの事業を手掛けるカスケホーム(岡山県倉敷市)は、インターンシップを強化している。
インターンで営業・設計を体験
合説参加人数が減少
同社では、2日間、5日間のインターンシップを実施している。2日間の場合、リフォーム営業、不動産営業、設計プランナーを体験できるコースがあり、5日間の場合、2日目以降、営業や設計の同行体験もある。施工中の現場見学、顧客との打ち合わせ前の準備や同席も可能だ。
インターンシップでリアルな働き方、社員像を知ることで入社しやすくなる
「これまでは合同説明会などで会社説明を行い、そこから面接につなげていくと採用につなげられていた」と倉森仁司取締役社長は語る。しかし、近年は合同説明会を行っても学生が集まらなくなってきていると話す。「そのためインターンシップはマストになってきました。会社の雰囲気、働き方を、社員と一緒に働くなかで知ってもらうと、入社意欲が高くなるのだと思います。実際に採用事例も出てきました。今年の新卒入社は2人ですが、来年は4人採用したいです」

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