- トップ
- > 中古住宅・リノベーション
- > 東京アサヒ販売、トイレ空間だけ「リノベします」
「東京トイレットラボ」開始
トイレをもっとかわいく、かっこよくー。こんなコンセプトをもとに新サービス「東京トイレットラボ」を開始したのが東京アサヒ販売(東京都北区)だ。ユニークなのはトイレ空間をがらっと一新させてしまう「トイレ空間限定」のリノベーションであること。さらに興味深いのはあらかじめ9種類のデザインを用意しており、どれを選んでも価格は一律24万8000円という分かりやすさ。新サービス開発にかけるデザイナーの思いとは。
多種多様なデザインを取り揃えたサービス「東京トイレットラボ」。壁紙だけでなくインテリアコーディネートも含む
(写真内の一部インテリアはサービスに含まれないものもある)
全部込みで一律24万8000円
「これは新しい形のトイレのリノベーションだと思うんです」。こう話すのは「東京トイレットラボ」の商品開発を担当した空間デザイナーの宮本由美取締役。「一般的にトイレの改修は、機器だけを取り換えるのが普通ですよね。でも私たちが提案するのはトイレ空間全体をもっとおしゃれだったり、かわいかったり、かっこよくするものなんです」
空間デザイナーの宮本由美取締役と宮崎典幸社長
新サービスのユニークさは機器交換のみに終始しがちなトイレ改修を、空間全体の改修に広げ、さらにそこにデザインを取り入れるという点だ。
しかもお客さんがデザインで悩まないようにあらかじめ9種の「スタイル」まで親切に用意している。例えば「シャビーウッドスタイル」は、ヴィンテージ風の木を模した壁紙とダークブラウンの床が印象的で、どこかアンティーク感の漂う雰囲気のスタイルだ。壁にはマガジンラックがつけられ、自分の好きな雑誌をストックできるようになっている。「トイレの中をライブラリーのように使うことができますよ」(宮本氏)
さらにペンダントライト、タオルハンガー、フラワーベース、フェイクグリーンまでをコーディネート。単にトイレと、壁と、床だけでなく、照明や小物、植物までセットなので、がらっとイメージを変えられる。
人気なのは「モロッコオリエンタルスタイル」で。異国情緒漂う幾何学模様のクロスが特徴。これは海外製の壁紙を使うことで独特な空気感を演出。壁に棚をつけ、小さな花瓶を3つ用意。季節の花を飾って、癒しの空間として楽しんでもらえるようになっている。「先日、女の子3人がいるご家庭からこのスタイルの注文があり、『女子力の高い』トイレと大喜びです」(宮本氏)

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1656号(2025/07/14発行)1面
-
1656号(2025/07/14発行)3面
-
1656号(2025/07/14発行)24面
-
1656号(2025/07/14発行)2面
-
1655号(2025/07/07発行)15面