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様式美を残しつつラグジュアリーホテルに変身
米国マサチューセッツ州ボストン市にあるリバティホテルは市内でも指折りのラグジュアリーホテルの一つだ。スタイリッシュでモダンな客室からチャールズ川やバックベイのスカイラインの景色が楽しめる絶好のロケーションは、世界中のツーリストの支持を集めている。ところがこのレンガ造りの建物は、元刑務所だったというユニークな歴史を持つ。
スタイリッシュでモダンな客室
1851年に完成したチャールズ・ストリート刑務所は、ニューイングランド史上最も影響力のある近代建築家の一人、グリッドリー・ジェームズ・フォックス・ブライアントと、刑務所の改革と囚人の待遇改善に取り組んだイェール大学の著名な教育学者ルイス・デュワイトの共同作業によって建造された。
刑務所時代の面影を残す窓と木製扉
1973年、ボストンの犯罪者を約120年収容したこの刑務所は、受刑者の憲法上の権利に違反すると宣告された。そし1990年、ホテルに隣接するマサチューセッツ総合病院(MGH)が建物を取得し、再利用することになった。そして2001年、カーペンター&カンパニーがプロジェクトの開発者に指定され、土地と刑務所の建物についてMGHとリース契約を締結。近代的なホテルへ用途転換するプロジェクトがスタートした。
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