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まるさわ設計室、「第35回住まいのリフォームコンクール」に初応募でダブル受賞

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まるさわ設計室、「第35回住まいのリフォームコンクール」に初応募でダブル受賞

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要約すると

・一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会長賞は、まるさわ設計室が受賞
・作品は「ハイサイドライト廊の住宅」で、2階との吹き抜けが特徴
・優秀賞にも同社の「出窓キッチンの家」が受賞


 住宅リフォーム・紛争処理支援センターが主催する「第35回住まいのリフォームコンクール」で、「一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会長賞」と「優秀賞」を受賞したまるさわ設計室(長野県松本市)。今回初めての応募で、「自分がやっていることは、もちろん良いと思いながらやっていますし、お客様も喜んでくれます。それを第三者から見たらどれくらい認めてもらえるのか、やっていることが間違っていないことの確認がしたかった」と丸澤直靖氏は語る。

まるさわ設計室 住宅リフォーム推進協議会会長賞 「ハイサイドライト廊の住宅」2階を撤去、光の降り注ぐ玄関に

 「一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会長賞」に輝いたのは「ハイサイドライト廊の住宅」。先代から引き継いだ築50年ほどの2階建て住居で、子供が独立し、夫婦二人暮らしになった施主からの依頼だった。最大の特徴はタイトルにもある「ハイサイドライト」。これは2階を撤去して作り直したものだ。玄関から居間へと続く廊下の天井が吹き抜けになり、北側の2階の位置に窓を設置。この窓からの自然光が廊下に降り注ぐ。

まるさわ設計室 窓から自然光が降り注ぐ1350_12_marusawa.jpgBefore:以前は暗い印象の玄関だった
After左:窓から自然光が降り注ぐ
After右:窓から入る光が柔らかく落ちてくるように天井と壁の境は丸みを帯びている

一級建築士 丸澤直靖氏 一級建築士 丸澤直靖 氏

 施主からの最大の要望は、来客が多いこともあり耐震性能の向上だった。また、夫婦二人暮らしでは2階に寝室があっても使わなくなるであろうことから、2階は不必要ということだった。そこで、2階の撤去に伴い屋根瓦を銅板にすることで軽量化した。「玄関が暗いことが気になっていました。せっかく2階をとるのであれば何とかしたいと思い、ハイサイドライトを提案しました。弱点だった部分を最大のポイントにしました」(丸澤氏)

 キッチンとリビングはつなげて広くした。キッチンの窓は、目の前が施主の畑で周りの目が気にならないため透明にし、緑を感じながら料理ができる空間になった。家の中でキッチンは重要だと語る丸澤氏。「家に長くいて料理をしてくれる奥さんが満足する家でないと生活は潤いません」

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