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【DIY流行でプロの仕事はどう変わる?】友安製作所、「作業を経験した施主は意見を言うだけの立場ではなくなります」

【DIY流行でプロの仕事はどう変わる?】友安製作所、「作業を経験した施主は意見を言うだけの立場ではなくなります」

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DIY流行でプロの仕事はどう変わる?

 今や「DIY」と聞いて何のことかわからない人はほとんどいないだろう。その範囲は小物や家具にとどまらず、住宅にまで広がっている。ここはDIYでやりたいと施主から言われたことのある読者もいるのではないだろうか。DIYはプロの仕事を奪うのではないか...という声を聞いたこともある。果たして本当にそうなのか?プロはDIYとどう付き合うべきか。大都の山田岳人CEOと友安製作所の友安啓則CEOに聞いた。

【編集部 長田】

友安製作所 同社が運営するインテリアショップを併設したカフェ同社が運営するインテリアショップを併設したカフェ。内装もスタッフで手がけた

プロかDIYか、選択権はユーザーに

1381_11_tomoyasu_3.jpg友安製作所(大阪府八尾市)
友安啓則CEO

 僕たちは住環境に特化した商品を展開していますが、最初からDIYに着目していたかというとそうではなくて、より安くお客様にお届けするには? というところから始まりました。DIYが普及する一番の要因は安くできるというところにあると思います。価格帯のメリットが絶対的にあってこそのDIYだと思うのです。安く済ませたいじゃないですか。自分がかける労力や時間を天秤にかけてやっていくときに、お金がある人は職人にやってもらったらいい。自分でやりたい、お金をセーブしたいという人はDIYをやってみたらいいと思うのです。

 だからやみくもにDIYは勧めません。僕たちがやっているワークショップは国産壁紙の柄の合わせ方などですが、7~8割くらいの人は心が折れます。自分でやってみようと思ったけど難しいとなる。難しいことは職人に頼んで、自分でできるかもと思ったらぜひやってくださいというスタンスです。採択権はお客様にある。全部DIYでやりましょう、簡単ですよというのは違うと思っています。お客さんに判断してもらうと、僕たちは商売のチャンスは失っているかもしれないけれど、それでもやった人の満足度はとても高いです。できると言われたのに実際やってみたらできなかったとなると、満足度は低くなり文化になりませんから。

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