有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

「リノベ事業は多角化せよ」、1500万円超リノベを年27棟受注するエイトデザイン、創業者が語る収益化のスキームとは?

「リノベ事業は多角化せよ」、1500万円超リノベを年27棟受注するエイトデザイン、創業者が語る収益化のスキームとは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

デザイン性の高いリノベーションを得意とするエイトデザイン(愛知県名古屋市・年商7億9000万円)が好調だ。住宅では単価が1500万円を超えるような相談も数多く、前期の21件に対して今期はすでに27件を受注。さらに店舗やオフィス、商店街の再開発まで、事業の多角化によりグループの連結決算では過去最高益を達成する見込みとなった。創業者の藤井厚志氏に戦略を尋ねた。

【リポート/編集部 芦原拓】

エイトデザイン 多角化するリノベーション事業

住宅以外が8割、店舗の販促プロデュースで差別化

エイトデザインは創業以来、住宅リノベを事業の柱に据えてきたが、個人宅にとどまらず商業施設など、法人を対象にした販促で拡大してきた。売上のうち住宅リノベが占める割合は2割。残り8割は店舗やオフィスなど法人向けの設計デザインやリフォームだ。不動産デベロッパーから依頼を受け、例えば飲食店や美容院などのブランディングから、ロゴ、ウェブデザイン、販促手法、リーシングまで同社が手がけることで差別化を図る。

「デザイン力だけでは、AIの発達もあり、いつか限界が来ると思っています。例えば、飲食店であれば、どんなメニューを、どんな風に仕掛けたら経営がうまくいくのか。そうしたソフト面を含めたプロデュース力がうちの強みです。最終的には、複数の店舗を手がけて、ひとつの街を作るイメージを持っています」と藤井氏は話す。

そのために複数のカフェを運営する。食事メニューはある店舗では豊富に用意し、別の店舗ではタルトとサンドイッチのみに絞った。このなかで「タルトがおいしい」とメニューを絞った店が最も人気を博すことがわかり、これを他社の店舗プロデュースに生かす。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる