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昨年のリノベーション・オブ・ザ・イヤー2021で、1000万円以上部門で最優秀賞を受賞したのが、アートアンドクラフト(大阪府大阪市)が手掛けた「都市型戸建てを再構築する。」だ。3階建て、縦長の戸建てをプライベート、ワークスペースが入り混じった物件に変えた。
【リポート/編集部 高田遥介】
ワークスペースは1階のみ
1階はワークスペース、来客スペースを設け、プライベート空間とは異とする
本物件は、兵庫県神戸市内にある築37年の3階建て戸建て。間口3m、奥行9mのコンパクトな物件だ。3年ほど空き家になっていた物件を同社が購入し、リノベーション。内外装合計で2850万円をかけ、3680万円で販売した。オープンハウスには8日で計100組ほどが訪れ、購入者が現れた。
リノベーションの最大の特徴は、1~3階で住まいの機能を変えた点。まず1階は「ハナレ」と名付けたワークスペースを設置し、階段も架け替えて幅広く利用できるようにした。ワークスペースはモルタル造りとなっており、天板は木を白く塗装。角材でできた棚は造作だ。玄関土間は1階27平米のうち20平米以上を占める。玄関入って右横には浴室を改装し白塗装した来客スペース、部屋奥に腰掛けソファがあり、会話が気軽にできる。ドアは非住宅系の透明ドアで、採光確保、防火の観点から採用した。
リノベ前は和室で、窓が小さく光が入らず暗かった
「イメージしたのは、昔ながらの農家の納屋、店舗併設住宅です。住まいとワークをしっかりと分け、家のど真ん中にある階段をずらすことで、空間を広く切り分けた空間を意識しました」(松下文子氏)
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