住宅のプロ8484人が来場！《リフォー...

建材、設備、システムなど計272社出展

　7月11日、12日、東京ビッグサイトにて本紙主催の住宅プロ向け展示会「リフォーム産業フェア2017」が開催された。設備建材、業務システムなど出展社数は272。会場には全国各地から、リフォーム会社、工務店、不動産会社、メーカー、流通会社などが多数来場。二日間合計で、8484人が訪れた（受付登録者数）。盛況のうちに幕を閉じたイベントの様子をリポートする。

開場直後から受付は長蛇の列に

個性的な空間展示が来場者を魅了

ドローンで診断

　最新テクノロジーを取り入れた商品も多数展示された。

　ヒトロボ（宮城県仙台市）は、ドローンの世界シェアNo.1メーカー「DJI」の製品を紹介。屋根の水漏れやソーラーパネルの劣化確認ができる赤外線カメラ搭載可能モデル「MATRICE200」のほか、スマートフォンで操縦できる小型モデル「SPARK」などを展示した。

　ドローンを使うことで、地上にいながら高い場所の撮影、調査が可能。足場を組む必要がなくなるので、危険リスク回避のほか、工期短縮にもつながる。

スマホを搭載し録画できるドローン

　不動産テックベンチャーのライナフ（東京都千代田区）は、既存ドアを電子鍵化するスマートロック「NinjaLock」を展示した。ドアのサムターン部分に後付けできるのが特徴で、専用アプリをダウンロードすればスマートフォンで鍵を開閉できるようになる。

　取り付けは工事不要で、サムターンの形状に合わせて六角レンチで調整可能。時計機能を内蔵しており、タイマーで自動的に鍵を開閉できるほか、指定したスマートフォンに特定の日だけ鍵を開ける権限を与えることもできる仕様となっている。

施工不要で電子ロック化できる「Ninja Lock」

デザイン性高い床材

　出展が多かったのが、デザイン建材。

　木材、建材の製造・販売を行う岡崎製材（愛知県岡崎市）は、本格的なビンテージ加工に、安定性や使いやすさをプラスした厚み12ミリのフローリング材「V12シリーズ」を出品。特徴は無垢材に比べて反りや暴れがおきにくく、リフォームに適している点。さらにランダムやスクエア、ヘキサゴンなどデザイン要素の高いものを展開している。