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KUMIKIPROJECT、「ともにつ...

2017年7月11日(火)~12日(水)

KUMIKI PROJECT、「ともにつくる」DIYで人と人をつなぐ《リフォーム産業フェア 経営セミナーリポート》

東京ビッグサイト
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社会が抱える課題解決へ

 DIYキットの開発、販売などで知られるKUMIKI PROJECT(神奈川県中郡)。家具から空間までを自分で作れるDIYキットを使い、お店やオフィスの改修などを行うワークショップの企画、運営を手掛けている。桑原憂貴社長は「ともにつくる」体験が人と人をつなぎ、社会課題の解決にもつながると考えている。

KUMIKI PROJECT

【講師】 KUMIKI PROJECT 桑原憂貴 社長
【タイトル】 これからのリフォームは「ともにつくる」がキーワード。実践者が語るDIYビジネスの未来のかたち

コンセプトはDIT

 「KUMIKI PROJECTのコンセプトはDIT。自分で作るDIYをみんなで一緒に楽しむものにしていく。これをDoing it togetherの略でDITと呼んでいます」(桑原社長)

 同社はキット化した商品を使って、主に店舗やオフィスの内装、家具の組み立てなどの施工サポートを行っている。依頼者自身で作るDIYが大前提だが、特徴的なのは施工に協力してくれる人を募集するというところだ。

 「たとえばお店づくりをする場合、無料で参加できるワークショップというかたちで、一緒につくる人を募集するんです。そうすることで、そのお店のオープン前に応援団をつくることができます」(桑原社長)必要な工具などの貸し出し、施工方法の指導、現場管理までは同社が行い、施工そのものはあくまでも依頼者と、ワークショップの参加者で行う。ある程度のクオリティを担保するため、材料キットはある程度加工してあるものを用意している。

 「ワークショップのパッケージプランも用意しています。そのつど見積もりはしていますが、かかる日数や施工内容、床面積や壁面積などで一定の金額を定めて、パッケージでご提案しています」(桑原社長)

「ともにつくる」ことの効果

 DIYをビジネスにしたきっかけは、東日本大震災の復興支援。桑原社長は当時、コンサルタントとして被災地のまちづくりに関わっていた。

 「住民が集まって、こういう街を作りたいとか夢を語るんです。でも、具体的なことができないまま1年、2年と経つうちに、少しずつ心が折れていく。何かひとつでも形にできないかと考えました」(桑原社長)

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この記事の関連キーワード : DIY KUMIKI PROJECT ワークショップ 神奈川県中郡 職人

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