2019年7月30日(火)~31日(水)
高齢者住環境研究所、介護リフォームのデメリットをメリットに変えて潜在ニーズを引き出す《リフォーム産業フェア2019セミナーリポート》
東京ビッグサイト 西3・4ホール
1381号 (2019/10/21発行) 20面
7月30~31日、東京ビッグサイトで「リフォーム産業フェア2019」(主催:リフォーム産業新聞社)が開催された。イベント内で行われたセミナーの内容をダイジェストする。介護を要する高齢者や障がい者向けのリフォームを主な事業としている、高齢者住環境研究所。代表取締役社長の溝口恵二郎氏が、介護リフォームの内容や、事業を行うメリットと今後の展開について語った。
【講師】 高齢者住環境研究所 代表取締役社長 溝口恵二郎 氏
【タイトル】 年間2000件の介護リフォーム実績!トップランナーが語る「手すりだけじゃない、潜在需要の掘り起こし方」
介護リフォームの利点はエンドユーザーからの信頼
従来の住居を、要介護者にとって安全で住みやすくするため、手すりの取り付けや、床材などをバリアフリー仕様にする介護リフォーム。
溝口氏は、そんな介護リフォームを行う上でのメリットを5つ挙げた。1つ目は、競合が少ないため受注率が高いこと。2つ目は、粗利率が高いこと。3つ目は、介護保険や自治体の補助などが利用でき、顧客の負担金額が少ないため、料金未回収のリスクが少ないこと。4つ目は、介護関係の人脈が厚いケアマネージャーとの連携があるため、宣伝費用がかからないこと。そして5つ目は、エンドユーザーからの信頼が厚いこと、とした。
一方で、介護リフォーム特有のデメリットについて「1つ1つの工事単価が安く、受注率を伸ばさなければいけない」とも。
しかし溝口氏は、「エンドユーザーからの信頼が厚いというメリットを応用すれば、デメリットは解消できる」とも話した。

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