「ロングライフ」テーマに講演
ロングライフ・ラボ(東京都豊島区)は、設立記念を兼ねた1回目となるシンポジウム「持続可能な社会構築をめざすためのシンポジウム」を開催。全国から約300人が集まった。スペシャルゲストとして官僚の江崎禎英氏が基調講演を行い、同協会の理事である石原新菜氏と森みわ氏による講演も行われた。
同協会は、人が心身ともに健康で長生きすることをロングライフの定義とし、それを実現するために必要な「住まい」「健康」「環境」の3つのテーマに基づいて活動していく。住まいに関しては「健康を維持増進できる住宅の見える化をしていきたい」と清水雅彦代表理事。命を守る断熱基準を満たした住宅をマッピングし、それらを設計・施工した会社とあわせて公開する予定だ。清水代表理事は「家の寒さが原因で死亡する人が後を絶たないにもかかわらず、日本の家には寒さから命を守る最低基準がない。そのことを一般生活者は知りません。寒い家は危険ということを一人でも多くの人に伝えることが使命」と語った。
また、医師である石原理事は「ほとんどの時間を過ごす家が寒かったら、さまざまな病気の原因になる。家を暖かくしなくてはいけないということを知ること、そして説明することが大事」と話し、パッシブハウス・ジャパンの代表理事である森理事は「家は人生で一番大きな買い物。業界のいろんな方々を巻き込んで、省エネで健康な住宅を夢で終わらせないで実現していきたい」と語った。

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