「LIXPO東京2013」
総合住宅設備メーカーのLIXILが、新商品発表会「LIXPO(リクシポ)2013」を開催した。2月から4月中旬までの約2カ月間で、北海道を皮切りに香川、福岡、広島、宮城、東京、愛知、大阪の全国8会場を巡回。3月末に行われた東京会場をリポートする。
東京ビッグサイトで開催されたLIXPO2013東京。来場者は3月29日~31日の3日で1万7500人を記録
発売予定商品ずらり
LIXPO2013東京は、江東区の東京ビッグサイトで3月29日から3日間開催された。2月5日、北海道会場でのスタートから、建築関連のプロユーザーとその顧客を対象とした新商品発表会のテーマは、"暮らしを育てる"。「豊かで快適な暮らしを創造するために必要な、あらゆる製品やサービスを届け、暮らしを育てる顧客のそばで一緒に歩んでいきたい」という想いが込められた。
会場では、テーマを分かりやすく表現したコンセプト展示や、順次発売予定のサッシ、ドア、エクステリア、トイレ、バスルーム、キッチンなど、暮らしを豊かにする商品を含める400点が一堂に集められた。
このほかにも省エネ法に対応する、パッシブファーストな暮らし方を提案するコーナー、各種セミナー、住宅瑕疵保険や地盤調査などの家づくりに役立つソリューション提案などが行われた。東京会場の来場者数は3日間で1万7500人。
コンセプトゾーンで暮らしを見つめる
最初に目を引いたのは、絵本仕立てのストーリー展示の導入部に続く動画を使ったコンセプトゾーンだ。
なかでも「Life Time」コーナーでは、オランダ在住アーティスト、ホフミスター氏の子どもたちの0歳から12歳までの素顔を映像で見せ、人の一生を視覚的に訴えた。
隣の「Life Number」では、子どもが一生で笑う時間、母親が洗濯をする時間など、生活の時間や回数をひたすらまとめた「数字」を次々と映像で提示。何もない空間に、ただ浮かんでは消える数字の発信ではあるが、身に覚えのある数字に反応してか、足を止めて見入る来場者もいた。
「食」と「緑」がキーワード
映像だけのモノのないイントロゾーンを抜けると、「食」と「緑」のキーワードでまとめた体験空間が現れた。今回の目玉展示の1つと言えるだろう。
「子育て前期」「子育て後期」「子ども独立期」「シニア期」と家族のライフサイクルを設定し、それに合わせたダイニング・キッチンが展示され、同じ食の空間が、人の成長とともに変わっていく姿を体験できる。
子どもの成長を見守る若い家族に向けた「コンセプト住宅」、また、子ども独立期からシニア期にセカンドライフを楽しめるように、家の外の「緑」を利用したオープン型のダイニングが提案されていた。

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