夢ハウス 片桐教夫 社長
新築および大型リフォームのネットワークを全国に展開する夢ハウス(新潟県北蒲原郡)。7月に沖縄に新店舗をオープンする予定だ。RC造が多く、特殊な住宅市場に踏み込むのはなぜか。片桐教夫社長に取材した。
パートナー4社と共同戦線
――沖縄というと、木造住宅のシェアが低く、木造住宅を得意とする夢ハウスの進出は意外な気がします。
確かに沖縄というとRC造の住宅というイメージが強いんですが、これは戦後の傾向です。首里城などは木造ですしね。近年、木造住宅市場は拡大していて、年間600棟を超えるようになってきている。10年前と比べると相当増加しています。日本の国内では珍しく、人口の増加している地域でもあり、これからのマーケットだと考えています。
――シロアリや台風など木造住宅に関しては環境が厳しい面もありますね。
もちろん、沖縄用に少し仕様を変えている部分もありますが、基本はこれまでの夢ハウスの家です。エアコン1台で全館の冷房をまかなえたりする高い省エネ性能など、高い評価をいただいています。湿度も高いのですが、ウチの高い乾燥技術を用いた構造材なども逆に強みとなっていますね。
オリジナルの家具や建具は沖縄でも差別化の力になる。写真は新潟県新発田市のショールームの様子
――直営店は新潟以外だと3店目ですか。あえて直営店を出す狙いは。

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