nat × 町田ひろ子アカデミー 「IT×教育」異色のM&A、教育現場から住宅産業を再定義
nat / 町田ひろ子アカデミー
劉栄駿氏 / 町田瑞穂ドロテア氏
1679号(2026/01/05発行)29面
(写真:nat 代表取締役
劉栄駿氏
町田ひろ子アカデミー 専務取締役
町田瑞穂ドロテア氏)
高精度の空間スキャンツール「Scanat」で空間DXを推進するnat(東京都港区)が、インテリア・住空間デザインの専門人材を育成する町田ひろ子アカデミー(同)の事業を吸収分割により承継した。異色のM&Aの背景には、「IT×教育」で住まいの未来を描くという共通のビジョンがある。nat代表取締役の劉栄駿氏と町田ひろ子アカデミー専務取締役、青山スタイル統括デザイナーの町田瑞穂ドロテア氏に、出会いとM&Aの狙い、今後の展望を聞いた。
直感が導いたITと教育の融合
──まず、M&Aのきっかけを教えてください。
劉 最初の出会いは1年ほど前です。実は2年前からM&Aを検討し、建築設計事務所を中心に会社を探していました。当社は3Dスキャンアプリを開発していますが、設計やインテリアのノウハウがなく、プロダクトの可能性を生かしきれていませんでした。そこを補ってくれるパートナーを求めていたんです。
──建築設計事務所を探していたなかで、インテリアコーディネーターなどの専門人材を育成している学校という選択肢は意外でしたね。
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