GORVA 渡邉達哉 社長
「おしゃれ大工の技術集団GORVA(ゴルヴァ)」は、大工を内製化して施主に寄り添うことにより、施主のイメージを極限まで形にしている。棟梁を務める渡邉達哉社長に、大工のあるべき姿や家づくりに込められた思いを聞いた。
内製化大工で顧客満足度を追求
――まずは、渡邉代表の歩みをお聞かせください。
10代から大工として鍛えられ、様々な現場で貴重な経験をさせてもらいました。3年ほど勤めた会社がつぶれてしまったことを機に23歳で独立し、最初の数年は下請け作業などを手掛けつつ、今は100%元受けの工務店として展開しています。仕事の割合としては住宅・店舗・リフォームが同じくらいの件数で、年間それぞれ3、4件ほどでしょうか。
――「おしゃれ大工の技術集団」に込められた思いとは。
私の持論として「大工はカッコよくなければならない」。戦後、建築の世界では「設計」「工務店」「職人」と分業化が進みました
が、戦前は大工がそれらを全て手掛けるのが普通でした。弊社ではそんな昔ながらの大工集団を目指し、私も含めて内製の大工3人と設計士1人が在籍していますが、デザインも含めて建物づくりの全てを大工が担うわけですから、やはりオシャレである
必要があると考えています。
――1人の大工が家づくりの全てを担うのですね。そのメリットは。

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