安江工務店 山本賢治 社長
【プロフィール】
明治大卒。1987年駿河台学園駿台予備学校で企画の仕事など14年勤務。2003年安江工務店に入社。経営企画など間接部門全体を統括。常務、専務を経て、2019年1月1日に就任。
M&A推進に本腰
愛知県名古屋市を地盤とする有力リフォーム事業者、安江工務店。年商は47億円と全国でもトップレベルの実績を誇る。2017年2月にはリフォーム業者としては珍しく、東証ジャスダック・名証2部に上場。いよいよ事業拡大というこのタイミングだが、今年1月に社長交代という異例の人事を発表。なぜなのか、新社長の山本賢治氏に狙いを聞いた。
二人三脚のその次へ
――安江工務店は1970年に創業し、前社長の安江博幸氏が2代目。直近の決算も増収増益と好調。なぜ社長交代なのでしょうか。
安江は二人三脚と言ってくれるんですが、これまで経営全般にわたって2人で相談しながら決めてきました。ただここに来て1つのことに2人で取りかかるとどうしてもロスが大きくなると感じるようになりました。1人は目先のことよりも、将来のことについて対策をとっていくという役割を担うことが必要だよね、と。新体制では、安江はCEOということでグループ全体を俯瞰した成長戦略を担当し、新規事業、新商品の開発、そしてM&Aを担当をすることになりました。そして、今手掛けているリフォーム、新築、不動産の事業についての執行責任が私、山本であると。
――上場後、神戸のリフォーム会社N-Basic、熊本のビルダートーヤハウスを買収してきました。安江CEOはさらなる買収の考えがあると以前のインタビューで語っていましたので、これを推進していくわけですね。

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