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【リンテックサインシステム社長インタビュー】壁紙の常識を打ち破る

リンテックサインシステム
小島一仁 社長
1364号 (2019/06/10発行) 15面
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リンテックサインシステム 小島一仁 社長リンテックサインシステム 小島一仁 社長

出力、施工の全国網を構築

 デザインに制限がなく、必要な量だけ出力できるデジタルプリント壁紙を世の中に初めて送り出したリンテック。その事業を受け継ぐ形で誕生したリンテックサインシステム(東京都目黒区)は、「アートと壁紙の融合」「古いドアの画像壁紙」という新しい発想の商品を次々に世の中に送り出している。壁紙の新しい常識を作ろうとする小島一仁社長に話を聞いた。

2000年に誕生

――壁紙はパターンの繰り返しというデザインの常識を打ち破ったデジタルプリントの生みの親だそうですね。 

 東証一部上場会社のリンテックが世の中に世界で初めてデジタルプリント壁紙を発明したのが2000年です。ただ、当時同製品への反響は全くありませんでした(笑)。こんな画期的なブレイクスルーテクノロジーはなかったのに、使われないと馬鹿にされましたね。

――では、どうしたのですか。

 国内ではなく海外に売りにいくことにしたのです。2002年にアメリカで初めて展示し、翌年シカゴのネオコンに出展した時には大反響でした。その辺りがデジタルプリントの第一期です。第二期は2005~2008年くらいまでで、発光性を求められたので水性のインクへと変更したり、いろいろなバリエーションを増やしたり、また、その時期に日本でも売り始めましたね。国内でもやはり先見性のある経営者は飛びついてくれました。2008年以降はリンテックサインシステムが同製品を引き継ぎ、2015年くらいまでが第三期でしっかりと認定等を取得してきました。そして現在私どもの組織は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡の6拠点に事業所を展開しています。

普及率は0.001%

――日本でのデジタルプリントの現状はどうなっていますか。

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