ホープハウスシステム 真鍋健之介 常務
年1200件の賃貸リノベ
大阪や東京、愛知などの主要都市を中心に賃貸リフォームを年間1200件行い、売上高23億円を超えるのがホープハウスシステム(大阪府豊中市)だ。同社の賃貸リフォームは、内装だけでなくエントランスに力を入れる点に特徴がある。同社のノウハウを真鍋健之介常務が語った。
【聞き手/編集部 高田遥介】
ポータルサイトで必ず見るのが外観
――賃貸リフォーム中心に年1200件とは、非常に実績が高いですね。
私どもは、賃貸物件、収益物件に特化して大規模改修工事を中心にエントランスや共用部のリノベーション工事を提供しています。内装はもちろん、5、6年前からエントランスに力を入れ、賃貸として不利な「駅から遠い」「築年数の古い」物件に対しても積極的に取り組んでいます。
――エントランスに力を入れる際の工夫は何かあるのですか。
エントランスリフォームの定額パックを3種類用意し、50万円、80万円、100万円パックを展開しています。
基本ベースは50万円のコース。これは壁の装飾が塗装で、80万円、100万円のコースは特殊モルタル工法が使えます。これは、彫刻タイルのような柄をモルタルで作るもので、エントランス全体に高級感が出るのです。基本ベースに加え、照明や館銘板などエントランスをより魅力的に見せるアイテムを加えてパックにまとめています。
エントランス定額パックをリリースした目的は、エントランスをリノベーションしたいけど「デザイン費・工事費が高そう」、「エントランスリノベーションって敷居が高かそう」などのオーナー様からの声を反映したもの。50万円だからこれ、80万円ならこれがついてくる、といった固定的な考えではなく、物件ごとでカスタムし、オーナー様、入居者様、そして内覧者様により喜んで頂けるようにしています。
――エントランスにそこまで力を入れる理由を教えてください。

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