(写真:合わせ框が38ミリで突き合わせをスリム化)
三協立山(富山県高岡市)は8月、業界トップクラスのスリムフレームを実現した高断熱スリム窓「STINA(エスティナ)」を発売した。下枠レールの凸凹をなくした「フラットレール」を標準装備し、高さ2730ミリまでのサイズ展開により優れた眺望性と開放感を演出。また、ZEH水準を超える断熱等性能等級6に対応する高い断熱性能も兼ね備えたほか、風水害への耐久性能を高め耐風圧性能S-4と水密性能W-5を実現した。同商品の概要について大石巌生住宅統括部統括部長に聞いた。
新たな複合サッシ8月発売
スリムで強く、暖かいサッシ
──商品開発に至った経緯と概要を教えてください。
当社では、10年前にアルミ樹脂複合サッシの「ALGEO(アルジオ)」を発売以来、ご好評いただいてきました。もちろん自信のある商品ではあるのですが、10年が経ち、求められるデザインやレジリエンスがさらに高まるなか、新たな設計コンセプトのものを作るニーズを感じ、新商品を開発しました。
エスティナの一番の特徴は、框(かまち)と見付けがスリムというディテールへのこだわりです。召合わせ框が、アルジオの60ミリに対してエスティナは38ミリで、突き合わせも大幅にスリム化しています。腰窓は、戸先が隠し框で枠の中に全部入っているので、框を枠に収めるとフレームが見えず、非常にシャープでスリム、すばり「カッコいいサッシ」です。

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