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【マツ六社長インタビュー】バリアフリー...

【マツ六社長インタビュー】バリアフリー建材をネットで受発注

マツ六
松本 將 社長
1403号 (2020/04/06発行) 13面
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マツ六 松本 將 社長マツ六 松本 將 社長

8000種を800の特約店と販売

 バリアフリー建材の販売で年間180億円を売り上げるのがマツ六(大阪府大阪市)だ。早くからネット通販に注目し「ファーストリフォーム」といった販売サイトを運営。また、オリジナル商品の開発も手掛け、メーカーの顔も持つ。松本將社長に戦略を聞いた。

【聞き手/編集長 金子裕介】

800の特約店

――商品をネットで受発注する「ファーストリフォーム」というサービスは今年の1月で、開始から15年だそうですね。電話、ファックスでやり取りというのが今でも一般的ですが、だいぶ早くからネットでモノを売るモデルを構築し始めました。

 今は8000種類くらいの商品を取り扱っています。売り上げの6割がオリジナル商品です。主力は屋外、屋内、水まわりの手すり全般。それとスロープ、踏み台といった高齢者の住環境改善商品ですね。

――ダイレクトに工務店に売るのではなくて、特約店と連携したオンラインの受発注という仕組みです。

 代理店はリテールパートナーと呼んでいますが、スタートする時に全国で募集をしました。ご存じの通り、工務店さん、大工さんは建材店・金物店と深い結びつきを持っているわけです。建材店・金物店の大将が、このときはこれ使ったらいいよ、とサポートしながら教えてくれるもの。当社には「協調互敬」という経営方針があるのですが、特約店さんと一緒に顧客開拓を行ってきました。

――販売特約店の数はどれくらいですか。

 立ち上げ時は北海道から九州まで回りまして、たちまち600社ができました。顧客開拓は代理店のお仕事で、在庫、注文受けは私たちでやる。こんな分担で、本日注文をお受けしたモノは翌日現場までお届けしますというサービスをスタートしました。

 今は800社ほどで、職種はもともと建材店、金物店が多かったのですが、管材や組合なども増えてきました。特約店の取引先の工務店さんは約2万社で、毎日数百件の注文が来ています。

マツ六 インターネット通販「ファーストリフォーム」で新たな商流を築いインターネット通販「ファーストリフォーム」で新たな商流を築い

アスクルを参考に

――なぜオンラインの受発注モデルを立ち上げたのですか。

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