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《東武住販社長インタビュー》「中古」戸...

《東武住販社長インタビュー》「中古」戸建て再生で71億円

東武住販
荻野利浩 社長
1409号 (2020/05/18発行) 21面
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東武住販 荻野利浩 社長東武住販 荻野利浩 社長

月4万円代で買えるマイホーム人気

山口県、福岡県などで買取再販事業を手掛けるのが東武住販(山口県下関市)。年間426件のリフォーム済み中古戸建て住宅の販売実績があり年商は71億円。経常利益は5億8000万円と、利益率は8.2%。現在9期連続増収増益を達成しており、毎年着実に業績を拡大させてきている。荻野利浩社長に戦略を聞く。

【聞き手/編集長 金子裕介】

年間426件の販売

―― 中古物件を買ってきて、リフォームして、販売する。買取再販ビジネスには今さまざまな会社が参入してきていますが、大半が都市部の中古マンション。東武住販は、真逆で地方の戸建てをターゲットにしていますね。

昨年5月の前期では年間426件の販売実績があるのですが、95%は戸建てです。マンションはたった5%です。

また地元エリアを軸にしていることも戸建てが多い理由ですね。拠点は山口が6で、広島に1、それ以外は九州で、福岡に10、大分、佐賀、熊本がそれぞれ1ですね。計20店舗あるのですが、それぞれ5人くらいの体制になっています。

―― 平均販売価格は土地建物込みで1500万円。中古ではあるものの、30坪程度の、戸建てのマイホームが安く手に入る。これが売りですね。

35年ローンを組んで買うと支払いは月4万4000~4万5000円くらい。実はファミリータイプの賃貸だと7~8万円するんです。ですから買われる方は年収が200万~300万円の一次取得者。

――しかし、それだけ安いと利益が出るのでしょうか。

1500万円だとしたら、仕入れは700万~800万円、改修は400万円、粗利は300万円といった感じです。

―― 粗利率は20%ですね。マンション系であれば、10~15%が多いので、それよりも高い。やはり仕入れコストが安く済む古い戸建てを買っているからでしょうか。

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