ブルースタジオ 執行役員 石井健 氏
テレワーク設計はアイデア勝負
コロナショックで日本の住まいはどう変わるのか。リノベーションの設計、デザインで20年の実績を持つブルースタジオ(東京都中野区)の執行役員、石井健氏に、アフターコロナの住まいについて聞いた。
【聞き手/編集長 金子裕介】
一人一人の環境に合わせた提案を
――コロナショックで自宅にいる時間がぐっと増えました。ライフスタイルが大きく変わる中、家に求められるものはなんでしょうか。
ひとつは家にいてもストレスを感じない「快適性」です。まずそもそも今住んでいる家自体が、24時間そこで過ごすように作られていない。そのため落ち着かずストレスを感じたり、何をどこでしたら良いのかわからずテレビばかりを見てしまったりしています。また、テレワークが始まり、オンとオフの切り替えができなかったり、ものをしまう収納が十分でない中で過ごしていたりします。
――「快適性」とありましたが、これはどんな家のことですか。
その人なりの家の過ごし方に合った家ですね。例えば、お風呂でリラックスするのが好き、本を読むのが好き、寝るのが好き、そのような暮らし方、コトから始める家づくり。本を読むということひとつとっても、どんな場所でどんな風に読みたいかは人それぞれ。そういう視点から考える家づくりが重要で、それはリノベーションだったり、注文住宅だったりで実現できる。
――自分の家がこんなにも不快だったと初めて気付いた人も多いのでは。
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