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オークマ、屋根のカバー工法「Cガード」再始動

オークマ、屋根のカバー工法「Cガード」再始動

オークマ
大隈賢一郎 社長
1439号(2021/01/04発行)31面
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オークマ 大隈賢一郎 社長オークマ 大隈賢一郎 社長

風速69メートルで破壊なし、災害にも役立つ

建築建具を製造するオークマ(福岡県朝倉市)は昨年11月1日、昭光通商(東京都港区)から平版スレートのカバー工法材「Cガード」事業を継承した。Cガードは接着剤を使ったカバー工法で、工程が少なく、1~2日で工事を終えられる省施工性が特徴のリフォーム部材。オークマの大隈賢一郎社長に、事業継承の経緯と今後の展開について聞いた。

【聞き手/報道部長 福田善紀】

営業ノウハウも継承

――昭光通商の建材事業縮小決定に伴った事業継承だと伺いました。

当社は100年にわたり内装建具の製造を行い、大手ハウスメーカーを中心に取引を行ってきた会社でして、今回のCガードについては5年前の誕生以来、私どもの関連会社である九州住宅工業で製造に携わってきました。事業譲渡のお話がきたのは昨年5月の連休明け。Cガード製造に関わっていること、ハウスメーカーや建築会社とのコネクションを持つ点などを評価していただいたようです。

うちとしても、Cガードの受注数が増えてきたことから、工場での量産体制を整えていたところでした。そういう意味では手放したくない事業でもありましたし、屋根職人不足や災害対策といった課題に貢献できる商材として十分な可能性も感じていましたから、事業譲渡に合意させていただきました。

――事業継承されることについて、不安などはありませんでしたか?

すでに販売を完了している製品の保証や既存顧客まで引き継ぐことになるので、うちで対応しきれるのかという不安は正直ありました。しかし、昭光通商さんからCガードの事業担当者が出向してくれ、営業・フォロー活動までをサポートしてくれるということで不安が随分解消され、逆に期待も高まりました。

――期待されるのはどういった部分ですか。

大きく2つあります。一つは、リフォーム分野に事業の幅を広げられること。これまでは新築系の商材が中心でしたから、リフォーム部材であるCガードは事業の幅を広げるよいフックになると考えています。

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