日本戸建管理 吉村卓也 取締役
建売住宅販売やリフォーム事業を展開する創建のグループ会社である日本戸建管理(大阪府大阪市)が提供する戸建て住宅向け維持管理サービス「家ドック」。家ドックの会員は月額1000円の会費で年に一度点検を受けることができるというもので、加盟工務店が点検・診断をし、リフォームの提案を行う。今年からは加盟店のリフォーム受注を強化するためのサポートを開始する。サービス立ち上げの背景と今後の展開を聞いた。
【聞き手/企画開発部 長田京子】
リフォーム提案サポート強化
――日本戸建管理は、2011年に戸建て住宅専門の管理会社として設立され、2012年に「家ドック」の開発に着手しました。なぜこういったサービスを始めようと考えたのですか。
さまざまなお客様からお問い合わせいただく中で、メンテナンスに来てくれないとか点検に来てほしいという声がありました。家を建ててくれた会社がすでになくなっていて困っているお客様もいましたね。
創建ではお客様から呼ばれたら、例えば物干し竿を頼まれて買っていくといったメンテナンスとは言えないような要望にも無料で応えていました。そういう対応をしていると人員が足りなくなり、本当にメンテナンスが必要なお客様のために動くことができない状況にあったんです。
そこで、有料にしてサービス内容を拡充し、年に1回点検にいくスキームにしたらどうかという話になりました。ほかにも困っている会社があるのではないかと思い、全国にサービスを展開できたらおもしろいのではないかと。
そうして月額1000円で年に一度の定期点検を受けられる「家ドック」サービスをスタートしました。加盟店はシステムやツールを利用し、点検を行います。
家ドックの仕組み
――具体的にはどのような点検を受けられるのでしょうか。

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