桃栗柿屋、43台の住設機器が勢ぞろい 60坪の大型店舗で水まわり反響1.5倍に
桃栗柿屋
リフォーム事業部 統括責任者 石川正義 氏
滋賀県を地盤にリフォーム売上高5億5000万円の桃栗柿屋(東近江市)は、本社移転と併せて初のショールームをオープンした。建物延床面積180坪、ショールーム延床面積60坪に展示された住設機器は43台。オープン理由を、同社のリフォーム事業部統括責任者の石川正義氏に聞いた。
【聞き手/編集部 高田遥介】
本社ショールームの外観
契約率50%台→70%近くに
――昨年4月、60坪のショールームをオープンしたと聞きました。住設機器の展示数も43台と力が入っていますね。
商圏内では最大級の設備機器設置台数です。オープニングイベントは、緊急事態宣言解除後の6月に行いました。内訳はキッチン12台、バス5台、洗面台10台、トイレ16台です。TOTO、LIXIL、トクラス、パナソニック、クリナップ、タカラスタンダードなど主要メーカーはそろえています。
商品の主な価格層は、工事費込みで39万8000円のものにしています。ただ、奥に行くほど商品が高額になる動線になっている。そうすると、入口で見た低価格商品よりも性能が優れていることがわかりやすくなります。お客さん次第ですが、提案しやすいはず。
収納力をまとめた表や商品紹介はもちろん、新築や不動産案内も行っており、住宅全般を扱う場になっています。
――これだけ多いということは、ショールーム需要があると見込んだわけですね。
実は、このエリアはどのメーカーショールームも車で30分かかる場所なのです。ですので、ショールームを持つことで移動の手間を省け、お客さんにとっても近所にできたことで喜んでいただけると思っています。
それと、店舗周辺は主要道路につながる通りなので交通量も多い。駐車場も30台用意しました。
―― 自社ショールームがあると、やはり営業しやすい点がメリットですね。
メリットはたくさんあります。まず、来店型接客が増え、営業マンの移動時間の削減ができ、お客さんにしっかり時間をかけて対応できるようになりました。以前と比較して、オープン後から「ふらっと来店」が増えた。自然来店は月15組ほどで、水まわりの問い合わせがオープン前の1.5倍になりました。
また、直接見て手に触れて実物があることで、購買意欲を高めることもできます。各設備機器のラインナップにコンセプトがあり、納得してもらってより良い物を選んでもらえます。
――契約率にも影響は出てきそうです。

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